Work content作業内容
刷毛塗り塗装作業
刷毛塗り作業は、ストライプコート、タッチアップ、仕上げ等で行います。
ストライプコートは、PSPC (船舶の塗装基準)に基づき溶接部やエッジ等のスプレー塗装で膜厚が確保しにくい部分を補う作業となり、タッチアップ、仕上げ作業も膜厚が足りない箇所やスプレーでは塗装しづらい複雑な箇所を刷毛作業で仕上げていきます。
ローラー塗装作業
ローラー塗装作業は、主にスプレー塗装が出来ない場合に刷毛作業よりも多くの面積を塗装する場合に行います。
なお、吹き付け塗装後の膜厚チェック後の増し塗りにも用いられます。
吹き付け塗装作業
吹き付け塗装作業は、スプレーガンを用いて広い面積を施工でき、
均一な膜厚の確保や仕上がりの美しさなどから塗装作業の中核を担う作業となります。
スプレーガンの種類も様々あり、動力方式も違うものもあります。
塗料も一つ一つ特性があり、それらを把握し施工を進めていきます。
施工後も専門基準の膜厚検査などを経て施工終了となります。
サンダーケレン及び磨き作業
一般的な磨き作業はパワーツールなどを使うサンダーケレン、サンドペーパー、
マジックロンなどを使い施工する作業があります。
この作業では、不純物の除去と錆落としなどを行い、塗料の密着性と耐久性を高める為の重要な作業です。
施工後、磨き検査を経て施工終了となります。
サンドブラスト作業
サンドブラストは圧縮空気に研磨材を混ぜて高圧で吹き付けを行い、錆取りや下地処理を行います。
施工面にブラスト処理によるアンカーパターン(下地表面を粗面化すること)を行い、投錨効果により
膜の割れや剥がれを防止するとともに付着膜応力の緩和に効果を発揮します。
施工後、各検査を経て施工終了となります。
掃除及びバキューム作業
パワーツールもしくはサンドブラスト等の下地処理を行った後に塗装前の工程として、
ダスターバケやクリーナー、バキュームを使い掃除を行います。
この作業を厳密に行う事は、塗装面の仕上がりを左右することになる重要な作業です。
養生作業
養生作業は塗装面以外に塗料が付着しないよう、シートや養生資材等で覆う作業です。
現場内は、電子機器類、配線、熱管、銅管、ガラス窓などがあります。
これらを完全に覆い保護するために行います。